日本では健康志向の向上が意識されており、健康志向の方に向けた、お菓子が色々と販売されています。その中でもよく見かけるのがチョコレート。表紙にはカカオ〜%と表示されており、低GI、美肌効果などが表示されています。
ではチョコレートにはどういった健康効能があるのでしょうか。今回はチョコレートの効能についてまとめてみました!!
まず最初にカカオとは?
チョコレートの主原料のカカオ豆は、カカオの木の種子です。カカオの木に花が咲くと、カカオポッドと呼ばれる果実が実りカカオパルプ(果肉)の中にカカオ豆ができます。
カカオ豆を加工することによって、カカオニブやカカオマス、カカオバターやカカオパウダーといった様々な加工品に変化。
健康志向の考えられた、チョコレートはカカオマスが40〜60%以上を含むブラックチョコレートが一般的に多く販売されています。
カカオの効能
カカオの効能には以下のようなものが!!
1. 抗酸化作用: カカオにはポリフェノールやフラボノイドなどの抗酸化物質が含まれており、細胞の酸化ストレスを軽減し、細胞のダメージを防ぐ役割があります。
2. 心血管への効果: カカオには血圧を下げる作用があるとされ、心血管の健康をサポートする可能性があります。
3. 心の健康への影響: カカオに含まれる成分がセロトニンやエンドルフィンの分泌を促進するとされており、気分を改善しストレスを軽減する効果があります。
4. 脳機能の向上: カカオには認知機能を改善する可能性がある成分が含まれているという研究結果もあります。
5. 美容効果: カカオの抗酸化作用により、肌の老化を防ぐ効果が期待されています。
ただし、カカオはカフェインやテオブロミンを含むため、摂取量には適度に気を付ける必要があります。バランスの取れた食生活にカカオを取り入れることで、これらの効能を享受できるでしょう。また、健康上の問題がある場合は専門家に相談することをおすすめします。
カカオの配合が多いとどうなる?
チョコレートのカカオの配合が多い場合、以下のような影響があります
1. 濃厚な風味と味わい: カカオの配合が多いチョコレートは、より濃厚で豊かな風味を持ちます。カカオの風味が際立ち、チョコレートの味わいが深くなります。
2. 抗酸化作用の増強: カカオには抗酸化物質が豊富に含まれており、カカオの配合が多いチョコレートはより強力な抗酸化作用を持ちます。これにより、細胞のダメージを軽減し、健康に良い影響を及ぼす可能性があります。
3. カフェインとテオブロミンの含有量が増加: カカオにはカフェインやテオブロミンといった刺激物質が含まれています。そのため、カカオの配合が多いチョコレートを摂取すると、これらの成分の含有量も増加します。過剰な摂取は不眠や興奮を引き起こす場合があるので注意が必要です。
4. カロリーが高くなる: カカオの配合が多いチョコレートは、カカオの含有量が増えるため、一般的なチョコレートよりもカロリーが高くなる傾向があります。過剰な摂取は体重増加につながる可能性がありますので、適量を守ることが大切です。
低GIとは?
健康志向のチョコレートの表示には低GIと表記しているものがあります。
低GI(グリセミック・インデックス)は、食品が血糖値にどのように影響するかを示す指標です。GIは0から100の範囲で表されます。低GIの食品は血糖値の上昇を緩やかにし、高GIの食品よりも血糖値の上昇が少ない傾向があります。例えば、全粒穀物、レンズ豆、野菜などは低GIの食品です。
低GIの食品を選ぶと、血糖値の急激な上昇を防ぎ、エネルギーが持続上昇が可能です。
それにより、体重管理や糖尿病予防にも役立ちます。
1日の目安は?
厚生労働省の食事バランスガイドではお菓子嗜好品は1日200kcal、チョコレートでは一般的にだいたい3〜5粒を目安に摂取すると良いでしょう!!
チョコレートは高カロリーであり、砂糖や脂肪が含まれているため、過剰な摂取は肥満や糖尿病などの健康問題を引き起こす可能性があります。健康的な食事の一部として適度に摂取することが重要です。特にダークチョコレートを選ぶことで、カカオ含有量が高く、効能を享受しやすくなります。ただし、健康状態に合わせて摂取量には注意が必要です。
摂取するタイミングは数回に分けてがおすすめ
カカオポリフェノールは常に体の中に滞在する訳ではなく、排出物と一緒にでてきてしまい、24時間後にはほとんどがなくなっている状態です。
なので、
朝起きたらカフェインの目覚め効果で1粒、
食事前に低GIの血糖値上昇緩和で1粒
間食や、おやつに低糖質で抑えて1粒
寝る前にリラックス効果で1粒
と、少しづつ摂取するとポリフェノール効果を持続的に発揮することが出来るでしょう。
まとめ
今回はチョコレートに使われるカカオについて、まとめてみました。
チョコレートには様々な効能があるのが分かりましたね。さらにカカオが多く含まれているほど恩恵が多くなります。
しかし、過剰摂取は逆効果になるので気をつけましょう。
こまめに摂取することで、持続的な効果を得られるので一日数回に分けて摂取するようにしましょう。