みなさんこんにちは!!
突然ですが、ボンボンショコラってわかりますか?表面のツヤがとても綺麗で四角かったり半球体だったりハート型だったり、一口サイズのおしゃれチョコレート菓子ですよね。このボンボンショコラは、なぜボンボンと呼ばれるようになったのでしょうか。
今回はボンボンショコラについての名前の由来、歴史などについてまとめてみました。
ボンボンショコラの定義
「一口サイズのチョコレート」がボンボンショコラの定義のようです。
確かに形や見た目はさまざまな種類があって自由度が高いですよね。一口サイズで食べられるのならそれはボンボンショコラになります。
一般的なボンボンショコラの共通点は、中身(センター)がなめらかなガナッシュやプラリネ、果物のソースをチョコレートで覆うような構造になっています。
中身にリキュールなどといったお酒を入れたものをつめたボンボンショコラをウイスキーボンボンと呼んだりもします。
ボンボンショコラの名前の由来は?
ボンボンショコラの「ボンボン」とはなんなのでしょうか?
ズバリ、ボンボンは「一口サイズの砂糖菓子」の意味!!
ボンボンにショコラと足すこと、「一口サイズのチョコレート」になるんですね。
またフランス語ではbo「良い。美味しい」という意味もあり、これが二つ重なると幼児語になり「うまうま」という意味になります。
国によって呼び方は変わるようです。呼び方は以下の通り
日本「ボンボンショコラ」
フランス「ボンボンショコラ」「ボンボン・ド・ショコラ」「ボンボン・オ・ショコラ」
ベルギー「プラリーヌ」
スイス「プラリーネン」
イタリア「プラリーナ ディ チョッコラート」「プラリーナ アル チョッコラート」
イタリアでは、複数になるとプラリーナからプラリーネと呼び方が変わります。またプラリーネの後を呼ばない時は詰め物にナッツを使ったプラリネを指す場合もあるようです
ボンボンショコラはどこで生まれた?起源や歴史を紹介
ボンボンショコラはベルギーの「ノイハウス」という名前のチョコレートブランドが生み出したとされています。
ノイハウスは元々は薬を売る場所「薬局」として作られていましたが、創設者ジャン・ノイハウスはお客さまを喜ばせるために薬をチョコレートで包んでいたようです。
のちに3代目ジャン・ノイハウスJr.が祖父の意志を受け継ぎ1912年に現代に伝わる一口サイズのボンボンショコラを生み出しました。
世界に広めたのはボンボンショコラだけではありませんでした。
私たちがボンボンショコラを買うときオシャレな箱にボンボンショコラが入っていますよね。この箱があるだけで、チョコレートが宝石のように高級感が生み出されます。
この箱の起源もノイハウスで生まれました。
1915年にノイハウスJr.の妻により、チョコレートの美しさを保ったままお客様に届けるため「バロタンボックス」が開発されました。バラ売りで販売されていたチョコレートを一つの箱に詰めるバロタンボックスはベリギーチョコレートの伝統を象徴するものの一つです。日本では仕切りがあるバロタンボックスが多いようです。
ボンボンショコラの特徴、種類
ボンボンショコラにはベルギー式(モルドタイプ)とフランス式(エンロバータイプ)があります。
ベルギー式
ベルギー式にみられる特徴は、半球型やハート型など難しい形をしたものなどがみられます。この難しい形を作ることができるのはモールドというボンボンショコラ専用の型があるからです。
モールドにチョコレートを流し込み、逆さまにして余分なチョコレートを落とし、チョコのコーティングを作ります。
その後センターにガナッシュなどの詰め物を流し込み、再度チョコレートで蓋をすれば完成といった流れで作られます。
フランス方式
四角や菱形といったシンプルな形がみられるのがフランス方式。
エンロバーという機械を使用し、この機会のレーンにガナッシュやプラリネをセットするだけで勝手にチョコレートのカーテンをくぐり抜けていきます。余分なチョコを振動で落としてくれるので、ベルギー式に比べて薄いコーティングに仕上がります。
こちらは機械を使用しているので、手動でするベルギー式よりも生産性が高い傾向にあります。
まとめ
ボンボンショコラについて深く知ることはできたでしょうか?
元々薬局だったお店からボンボンショコラが生まれたのはびっくりですよね。薬をチョコレートで包んでいたなんて、今の薬局にはあるのでしょうか!?(笑)
また形によって、ベルギー方式なのかフランス方式なのか参考にしてみてください。